生活保護に関するQ&A

2014.01.08

Q1 生活保護とは?
 
生活保護制度は、憲法25条に規定された生存権に基づき、生活に困窮する方に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障するとともに、自立を助長することを目的としています。
この制度のおかげで、誰もが安心してこらしていくことができるため、最後のセーフティネットと呼ばれています。
 
Q2 生活保護はどんな場合に利用できますか?
 
生活保護は、現に生活に困っていれば誰でも権利として受けられます。例えば失業や病気、離婚などで生活に困っている場合などがあげられます。また、年金が少ない場合、就労収入が少ない場合にも、不足分について受けることができます。
 
Q3 福祉事務所で保護を断られたらあきらめるしかありませんか?
 
不当に追い返されている可能性もあるので、あきらめる必要はありません。申請権があるので、申請書を出してもらい、「申請」しましょう。
 
Q4 申請はどこにするのですか?
 
住民票に関係なく、今あなたがいる場所の市役所や役場で申請できます。
 
Q5 外国籍でも生活保護を利用することはできますか?
 
外国籍の場合は、永住ビザや日本人の配偶者ビザなどの定住性のあるビザを持っている場合は生活保護を利用することができます。申請は外国人登録証のある場所の福祉事務所に行います。
 
Q6 申請して生活保護が開始されるまでどれ位かかりますか?
 
本来は申請のあった日から14日以内に書面で通知されることになっていますが、実際には30日程かかることが多い状況です。また30日を過ぎれば却下されたとみなして不服申し立てもできます。
 
Q7 現金を持っていると生活保護は利用できないのですか?
 
現金や預金の合計がQ1の最低生活費以下であれば利用できます。ただし基準の半額を超える分は最初の保護費から差し引かれます。
 
Q8 収入があると生活保護は利用できませんか?
 
収入があっても、最近の3ヶ月の平均収入が最低生活費以下であれば足りない分が支給されます。また医療費や介護費がかかる場合はその分もプラスされます。
 
Q9 生命保険は解約しなくてはいけないのですか?
 
解約したときの払戻金がQ1の最低生活費のおおむね3ヶ月以下で、保険料が最低生活費の1割程度以下であれば解約しなくても良いことになっています。貯蓄性の高い保険などについては解約して払戻金を生活費に当てることを求められます。
 
Q10 学資保険を続けることはできますか?
 
解約返戻金が50万円以下である場合は続けることができます。また生活保護を利用し始めた後で新たに加入することもできます。
 
Q11 野宿生活でも生活保護は利用できますか?
 
今いる場所の福祉事務所で申請できます。通常の生活費とは別に、アパート暮らしを始めるための敷金や生活用品代も受け取れます。
 
Q12 住む所がないと最初は施設に入るのですか?
 
本人の希望する場所で暮らすことができます。施設を断って最初からアパート暮らしを始めることもできます。
 
Q13 家賃が高いと生活保護は利用できないのですか?
 
支給される家賃額に上限がありますが利用できます。保護が始まったあとに低額な家賃の住居に転宅するように言われることがありますが、その場合は転居に必要な敷金等も支給されます。
 
Q14 持ち家があるのですが生活保護は利用できますか?
 
住むための家や活用している農地などは問題ありません。ただし資産価値が大きい土地や豪邸は処分して生活費に当てることを求められることがあります。
 
Q15 住宅ローンが残っていても大丈夫ですか?
 
原則として生活保護費で住宅ローンの支払いをすることはできません。例外的にローンの残金が少ない場合はローンの支払いを認められる事があります。住宅ローンが払えず家を手放さざるを得ない状態の場合も生活保護を利用できます。
 
Q16 借金がありますが生活保護は利用できますか?
 
利用できます。ただし、保護費から借金を返済することは望ましくありませんので、法律家に相談して任意整理や自己破産などで借金を整理しましょう。法律家の費用は分割で払う制度もあります。
※ 借金の整理については沖縄クレジット・サラ金被害をなくす会の相談窓口にご相談ください。
 
Q17 自動車やバイクは持てないのですか?
 
自動車は保有も運転も原則として制限されているのが現状です。仕事で原動機付自転車を使っている場合は認められることがあります。
 
Q18 65歳未満だと生活保護は利用できないのですか?
年齢制限はありません。18歳~64歳は働ける年齢とされていますが本気で仕事を探しているのに就職できない場合や収入が少ない場合は誰でも生活保護を利用することが出来ます。
 
Q19 どうすれば本気で仕事を探していると認められますか?
 
求人情報誌や新聞の求人欄を見たり、ハローワークに行ったり、電話をしたり、面接に行ったりした日時や内容をメモに残して福祉事務所で確認してもらいましょう。
 
Q20 親族に連絡すると言われましたが、どういうことですか?
 
生活保護を申請すると福祉事務所は、親や兄弟に「○○さんが生活保護の申請をしましたが、経済的な援助ができますか?」と問い合わせをします。親や兄弟は出来る範囲で援助すれば良いことになっており、金銭的に余裕がない場合は自由に断ることができます。
 
Q21 親族に居場所を知られない方法はありますか?
 
虐待を受けたなどの場合は連絡しないように福祉事務所に伝えれば、居場所を知られないようにしてもらえます。
 
Q22 生活福祉資金貸付制度とはどんな制度ですか?
 
社会福祉協議会が、急にお金が必要になった場合や修学資金を一時的に貸してくれる制度です。返済しなくてはなりませんから、収入の見込みがはっきりしない場合は生活保護制度を利用するべきでしょう。なお住民票と連帯保証人が必要です。
 
Q23 生活保護が認められない場合はどうすれば良いですか?
 
もう一度申請することも不服審査請求をすることもできますのであきらめることはありません。福祉事務所で「生活保護申請の取下げ」をする様に言われる事がありますが応じる必要はありません。
 
Q24 生活保護は打ち切られることがありますか?
 
福祉事務所が生活保護を打ち切るには面倒な手続きが必要ですが、最近は収入が少なくても、「仕事を探す努力をしていない」などの理由による無謀な打ち切りが増加しています。このよう場合には都道府県知事に不服申し立てができます。
 
Q25 保護辞退届けにはどういう意味があるのですか?
 
生活保護の無理な打ち切りを隠すために、自分から生活保護はいらないと申し出たことにする「保護辞退届け」に署名・捺印をするように求められる事があります。辞退届を書く義務はありません。
 
Q26 一人では不安・・。どうすればいいか?
 
生活保護に関して困ったことや分からないこと、支援してほしいことなど、何でも沖縄クレジット・サラ金被害をなくす会の相談窓口にご相談ください。
 
<所在地・連絡先>
沖縄 クレジット・サラ金被害をなくす会
〒902-0065 沖縄県那覇市壷屋2丁目5番7号(ひめゆりビル3階)
TEL098-836-4851
FAX098-836-4852
電話受付時間月曜日~金曜日 午後1時~午後5時
 
(2014.1.7作成) 参考:全国生活保護問題対策全国会議 http://seikatuhogotaisaku.blog.fc2.com/